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2006年03月25日

五十嵐太郎

FLAT  :活動拠点が仙台に移られて、
      今一番力を入れているプロジェクトは何かありますか?

五十嵐さん:仙台に関係あるものは大きくあるわけではないけれど、

      大学で、中部大の時は修士の生徒がいなかったけれども、
      東北は最初からいる状態だったので、はじめのうちは大変でしたね。

      あと、仙台ではハウスレクチャーっていう
      卸町の倉庫で行うイベントがあって、
      元々僕が来る前からあるものだけれども、
      今はそれのコーディネートをやっています。
      例えば、ちょっとかわった思考で、
      アトリエ・ワンが設計したガエハウスのクライアントを呼んで、
      施主の側から話を聞いてみるといったことをしていますね。

FLAT  :先日、五十嵐さんのHPで仙台の学生のイベントを行う組織力は日本一
      ということが書かれていましたが、結束力はやはり相当なものですか?

五十嵐さん:結束力というか、各大学から推薦みたいな感じで集まってきて、
        またそれが上下繋がっていて、
        FLATに比べると組織的なバックアップがありますね。
        良くも悪くも、イベントの規模が大きくなり、セミプロ化していくので、
        ある種のアマチュア的なものが段々なくなっていくという寂しさと、
        安定感という要素を両方持った状態ですね。

FLAT   :メディアテークができてから、
       学生運動が活発化したイメージがあるのですが、
       関係性は大きいですか?

五十嵐さん:それは間違いないですね。
        シンボリックな場所はすごく重要で、
        もし日本一をただの公民館でやるのでは、
        全国から人は来にくいけれど、
        卒業旅行や春休みの旅行にメディアテークを見に行くのと
        セットで卒計を自分もだしたり、
        牛タンを食べに行くとか。(一同笑)
        そういう点で、メディアテークという目玉はすごく重要だと思いますね。

FLAT   :やはり、学生運動をしていく上で、
        (メディアテークのような)場所というものは重要ですか?

五十嵐さん:ただ、逆に言うと本当にXebecのように
        学生が建築カフェを自主的に運営している
        というのはないんだよね。
        仙台にもないし、東京にもないし、
        他の場所でも聞いたことがないので、
        そういう意味でのオリジナリティというのは
        誇るものがあると思いますね。

FLAT  :最近、卒業設計展に行かれることが多いと思いますが、
        これから作る学生達に対して、何かメッセージなどありますか?

五十嵐さん: 個人的には、見るからにいい卒制というものは悪くはないけれど、
        面白さに欠けていて、あまり興味がなくて、
        アイロニーというか悪意のあるというか、
        ひねりみたいのがあって欲しいですね。 
        凶暴なところもあって欲しいけれど、
        精密さもなくてはだめで、
        両方持っている作品を作るのは
        建築家として才能があるなと思いますね。





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