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2006年06月03日

伊藤孝紀

FLAT:   環境を構築する時代から演出する時代へモノをデザインすることから
       状況を導くというTYPE A/ Bのコンセプトがありますが、今はどのよ
       うにお考えですか。

伊藤さん: 今日、その「環境を構築する時代から演出する時代へ」の部分を
      constructionからdirectionへと変えようと思っていて、ハードなも
      のをつくっていくのではなく、あるモノを活かし、仕掛けながら変え
      ていく事の方が明解だと思っている。
      

FLAT:   directionではなく、constructionについて伊藤さんはどのようにお
      考えですか。

伊藤さん: constructionとは物体や見えないものをつくっていくことであって、
      それを批判することはよくないと自分自身に問いかけながら変えてい
      くこと、スタディすることをいつも心掛けているよ。

FLAT:  雑誌「A」を出版したきっかけはなんですか。

伊藤さん: 他のメンバーが早稲田の同人誌的に発行していたフリーペーパーを母
      体として、チャンスを得て、自費でプレゼンをして完成度を高めて出
      版したよ。

FLAT:  その雑誌の編集と建築の設計で共通点はありますか。

伊藤さん: どうやってこの記事をおもしろく見せていこうと思いながら形を作っ
      て雑誌を編集することは、素材、材料などを選ぶことや、間取りをど
      うするかと編集する都市や建築と同じことが言えるね。

FLAT:  伊藤さんは大学時代から一貫した自分のやりたいことがあり、それを
      今まで積み上げてきて今があるのですか。

伊藤さん: いやそうではない。僕も大学時代からいろいろやってきて今の自分が
      あるわけで、決して決まっていたわけではない。とりあえず、欲張り
      にやってみたい事はやってみることが一番大事だよ。

FLAT:  最後に、今名古屋の学生に足りないこととはなんですか。

伊藤さん: 行動力、提案力、企画力、実行力いろいろあるよ。
      沖縄や東京に住んでいたが僕はやっぱり名古屋が好きで、他にはない
      人間のネットワークを大切にする街だからね。
      住みやすくて居心地がいいから、探究心だとか実行力とかいうものが
      なくても快適に過ごせてしまうそこに甘んじているからだめなんだ。
      僕は学生の提案は社会を変えると思う。だからもっと名古屋の学生に
      は提案してもらいたい。





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