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2002年12月20日

vol.02 清水裕二

「ザ・スライドショー北欧編」

12月20日(金)arhi-lecture vol.02ゲストに愛知淑徳大学の清水裕二先生を迎えて
〈ザ・スライドショー北欧編〉と題して行いました。
清水先生自身が今年の夏に北欧の地を旅し感じてこられてきたものと膨大な量の写真で、
予定時間の2時間を超えられながらも熱心に解説してくださいました。
ヘルシンキにあるスティーブン・ホールの傑作キアズマから始まり
アアルトの作品を中心に北欧の空気感を十分に感じられるスライドレクチャーとなりました。
それではほんの一部を・・・。

−1−北欧独特の光を取り入れた空間のつくり方。
北欧は光に接する時間がとても重要視され、どのように空間に光を導くか、ということが
重要なポイントになってくるようである。
ハイサイドライト・トップライト・間接光・折天井・曲面天井等で光を自由に操り、
空間を演出している。
なかでもアカデミア図書館のトップライトは圧巻で
水晶のようにカットされた光が空間に降り注いでいた。

−2−北欧の風土・自然と建築。
フィンランドを代表する森と湖の風景写真が一枚スライド中に出てきた。
清水先生は日本だと起伏の変化で木・水・草等の分布が決定されるのに対し、
フィンランドは地面に色々異なるテクスチャーをマッピングしているようであった、と。
そのような環境から生まれる建築というものは
アアルトにしろヤコブセンにしろ内部空間の変化を求め、
豊かな造形が生まれた。

−3−アアルトについて。
清水先生自身、アアルトの作品を大学の課題で関わって以来、
特別の思い入れを持っていたことを知る。
空間における全てをデザインするアアルトは、
格子や引き戸など日本に深く影響を受けていたり、
自らの住宅で常に実験的なことに挑戦したりと建築における開拓者であった。
そして清水先生はアアルトを『断面をデザインする』建築家と称し、
キアズマにその影響が見られ、アアルトのエッセンスは今でも受け継がれている展開付けた。

とにかく膨大な量の写真と、それに伴う解説で内容はとても濃いものになった。
現地に行った人しかわからない様々な情報を聞くことができ
北欧に今からでも行きたいような気分になるレクチャーでした。
レクチャー終了後はお馴染みになりつつある、五十嵐先生との深夜までにいたるトーク、
それを聞くflatメンバーという形になり夜は更けていきました。

最後に年末のご多忙な中今回のレクチャーを快く引き受けてくださった清水先生、
並びに五十嵐先生をはじめレクチャーにお越しいただいたみなさん、
お疲れ様でした、そしてありがとうございました。





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