archi cafe event 「de NIGHT」.
FLAT一周年を記念して10月30日(木)archi cafe Xebecにて記念イベントを開催しました。
その名も de NIGHT!!
20:30 de NIGHTの一番手はvoid+from 事務所主催の建築家 横関浩の講演会始まる。
第一部
幻想と現実の世界の境界/アンドレイ・タルコフキーの世界
惑星ソラリス (1972年) 鏡 (1975年) ストーカー (1979年) ノスタルジア (1983年)
サクリファイス (1986年) と心を深くえぐる美しい映像が次々と流れ、どの映像にも共通して「水」が
使われている。この『水』を横関は「意識のメタファー」と説明。タルコフスキーが家族を祖国ソ連に残し、単身イタリアに亡命したその苦悩が「水」として不可解に現れていたのだ。その後、
質疑応答のあと第二部へと続いていく。
第二部
バルセロナ・パヴィリオン
横関自身が現地で撮影したミース設計バルセロナ・パヴィリオンのスライドショーを流す。
そこに移し出されたものはあまりにも繊細で、あまりにも透明な建築であった。
この二つの映像で共通していることは「美しい」ということ。
しかし、その裏では何かが蠢いている。それは建築家横関浩の人物像にも現れているといってよい。
当人自身、一番影響を受けたと語るソ連出身の映画監督アンドレイ・タルコフスキーの映像を
自らの手を加えて編集した(具体的には映像の合間にキーワードを挿入すること)ムービーを
一時間ほど流す。
22:00 五十嵐太郎さんのレクチャーが始まる。
「横断する批評〜建築・美術・戦争」
今回のレクチャーは、4年程前にギャラリー間で行われた「横断する〜建築・音楽エヴァンゲリオン」
の続編にあたるもので、今までの五十嵐さんの活動をスライドで映しながらの紹介となりました。
スライドの内容は、建築家のレクチャーと違い仕事の内容そのものではなく、
自身の著作や雑誌の表紙、新聞の切り抜きなど。
それが暗黒のXebecの壁面で行われた川俣正さんとのカフェトークの際に”twisted column” を
全ページ印刷しましたものを見て、その量に驚いたと言っていたが、
この日の会場内も五十嵐さんのスライドの量と幅の広さに圧倒されていた。
活字を仕事の媒体とすることが中心である為、仕事の広がり方がダイナミックさに驚かされた。
GA JAPANの小さな記事が、八束はじめさんの目にとまり、10+1の仕事につながり、
エヴァンゲリオン記事が磯崎新さんと知り合うきっかけになり、+1の写真アーカイブが
新聞の連載の仕事へとつながるなど。
この田、学生時代はロック少年だったなど、大学の講義では聞けないようなことも話してくださいました。
24:00 k.k. 真夜中の「ワラッテイイトモ」
日付も変わってde NIGHT最後のゲストはキリンアートワード2003の審査員特別優秀賞を
受賞された映像作品「ワラッテイイトモ」の作者であるk.k.さん
写真がなくて残念ですが、とても男前な方でした。
そんあn事を考えてるうちに早速『ワラッテイイトモ』の上映開始。
作品は普段なに気にやっている録画・再生・槇戻し・早送り・一時停止・スローモーション
という機能を「繰り返す」行為によって再構成されたものでした。
しかし、そこで驚くのが普段見ているはずの「笑っていいとも」が
何か別の映像に感じられる事には圧巻でした。
本来ならば優秀作品賞受賞にあたり公開するのですが、
著作権や肖像権を侵害する恐れがあるという理由から、
オリジナるバージョンを見せてもらいました。
また、特別編というかたちでモザイクなど編集を施した修正版「水戸黄門」という
作品も公開していただきました。
k.k.さん自身「テレビを繰り返して見ていたことでテレビの中の人物を信仰するようになる。」
と言ってみえましたが、実際テレビ映像の影響というものはかなり大きいもので、
今の現代社会の問題を考えさせられるような作品でした。
2:30 プログラムも終了し、お決まりのまったりトークで時間は過ぎていきました。
5:00 始発もうすぐ走り始める頃、五十嵐さん横関さんk.k.さんをはじめ、参加して下さった皆さん、
そしてFLATメンバーで一周年記念のお祝いの乾杯をしてde NIGHTは無事に終わりました。
今回ゲストとしてお越しいただいた五十嵐さん、横関浩さん、k.k.さん、
また参加者の皆様、本当にありがとうございました。
みなさんと一緒にとても素敵な夜を過ごせたこと、そして一周年記念を祝えたことを
うれしく思っています。
これからも頑張って名古屋を盛り上げていきたいと思っています。
本当にありがとうございました。そしてarchi cafe Xebec とFLAT共にこれからもよろしくお願いします。