「透明なヴォイド」

5月28日(金)日色真帆さんによる、archi lecture VOL16が行なわれました。
今回は「透明なヴォイド」と矛盾を孕んだ意味深なテーマヴォイドってそもそも透明じゃないの?
まずは、ヴォイドとはなんなのか?の問いからスタートする検索作業。
ヴォイドという言葉を日常語二編間し列挙、アルファマ等の旅から得られた経験、
名作といわれる建築の研究、老子の再発見 等等 ....。
これから得られた情報を感覚的に 選分ける。(恣意的な解釈を否定せず、
あくまで設計のヒントとなるよう)それは講師自身のヴォイドにもよい/わるい
の評価が存在し特別なヴォイドがあるようだ。という建築家としての直感に頼って。
シーラカンス在籍時に行った、ヴォイドの表現ツールとしてのSB(スペースブロック)。
設計にフィードバックせんがためのツール、BSB(ベーシックスペースブロック)。
これらは特別なヴォイドをなんとかして制作しようという姿勢から開発されたもの。
慎重すぎるほどの思考を重ねていくことで発見したSBの弱点も自ら明かします。
透明性・操作性・耐久性・想像喚起性など、ツールとしての評価もさることながら、
「目に見えないものをあるとすっる」ことがやはり難しいのだと思います。
「原先生の非ず非ずのようなテーマ」と講師自身も話すように、レクチャーも確信のない
(必要ない)揺れ動きが感じられたのでした。特に質疑応答は一方向的な指導では決してなく、
禅問答のよう。
レクチャーの後半では自らの実作を交えながら、ヴォイドを紹介してゆく。
特に興味深いのは現在設計中の中・高校の中庭。実は女子校で、我々にとっては竣工後、
正に閉じられた世界になるそうです(笑)。
模型写真しか見ることができませんでしたが、心地よさそうな印象を受けました。
どんな道具のも限界は存在するのだから、方便でしかない。といった意の言葉。
しかしそれとは矛盾するような、新たな表現手段を開発する日色さんの姿勢が非常に印象的でした。
レクチャー終了後の懇親会は日色さんのトークが学生の笑いを生む、今までにないムード。
ここには掲載できない話ばかり(笑)
最後に、ゲストの日色真帆さん、ならびにたくさんの参加者の皆様お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。