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2005年09月28日
supecial issue vol.03石井和紘
「日本は時代ごとにその首都名で呼ばれる。そして今は東京時代だ。」そんな言葉から公演は始まりました。そして東京時代を抜け出るのだと。地球学に精通している石井さんらしく、「これからの建築は地球環境を無視してつくることはできない。」とコンクリート打ち放しとRCの建築を否定。丸太を使うことで、老いた木から若い木へと循環させ、さらに丸太のCO2を固定化させることができると言う。実際石井さんの作品には、丸太の様々な使用法が駆使してあり興味深い。ヒノキの丸太の両端が鉄筋で固定され、屋根架構でテンション材として使われている作品では、まるで丸太が重力を失い宙に浮いているようでした。 石井さんは、起こし絵の技法についても興味があるそうで、平面図をもとに立面図を起こして空間を認識することは非常に日本的であるとおっしゃっていました。実物大の茶室の起しをつくったこともあるそうです。講演前に訪れた犬山の如庵について、「あれはバケモノだ。すべての木の使われたかが適切で見事だった。」ともおっしゃっていました。これから建築を学ぶ学生に対し、「日本で勉強していると言うことを意識し、日本の木のすばらしい建築をよく勉強して欲しい。」というエールで講演は終了しました。 講演のあとは、カフェジーベックで懇親会となりました。石井さんは学生に囲まれながら、様々な質問に丁寧に答えて下さいました。 (写真 武田慎太良 文 浅野圭) |